7月6日(木)、四国4県の各信用保証協会と日本政策金融公庫(略称:日本公庫)四国創業支援センターが連携し、四国での創業を考えている方や四国で創業して間もない方を対象としたセミナーを開催しました。
当日は、現地会場(日本公庫高松支店)とオンラインのハイブリッドで開催し、約50名の方々にご参加いただきました。
第1部 日本公庫と信用保証協会の創業支援施策の紹介
はじめに、日本公庫と各信用保証協会の担当者より、それぞれの「創業支援の取組み」「創業者向けの制度」「融資までの流れ」や「事業計画書作成のポイント」などについて説明しました。
第2部 女性起業家が語る“起業のリアル”
続いて、株式会社TABIJI 代表取締役の榎本 峰子さん、合同会社higoto 共同代表の梶原 麻美さん、鈴木 友里恵さん、林 由紀子さんの4名を講師に迎え、事業にかける想いや経営者としての苦労などについて講演いただきました。
株式会社TABIJI 代表取締役 榎本峰子さん
小学生の時に福祉に興味を持つ。一度は諦めたが、夢を実現したいと思い福祉の世界へ。介護の現場には課題が沢山あると感じ、平成29年10月、「諦める世の中から選択できる世の中へ」を理念に障害者福祉事業を開業。平成31年4月には福祉交流民宿「旅の途中」をオープン。
「真の成功は『もう無理だ』の先にある」という、ご自身が助けられた言葉を紹介。また、今後の展開としてこの8月にインクルーシブカフェ~tabino otomo~を開店することを報告。
合同会社higoto共同代表 梶原麻美子さん、鈴木友里恵さん、林由紀子さん
女性視点で新たな価値を創造するトータルプロデュース企業。子どもをもつ女性3人で令和3年11月に当社を設立。ビジョンは、「どんなライフステージでも、心地よい人生を送ることができる世界の実現」。プロダクト開発やイベントの企画立案を行っている。
事業は“走りながら整えていく”でOK!と、柔軟性の大切さを伝えるとともに、周囲に甘えることも大切であるとアドバイス。
第3部 座談会&質疑応答
最後に、ファシリテーターに株式会社かける小町 代表取締役の小西 真由さんをお迎えし、講師の4名と座談会。「経営者と従業員の視点の違い」「起業を決めた時の家族の反応」や「思いを伝えるときに重要視していること」などについて意見を交わしました。
また、「最初の一歩が一番怖いと思うが、小さな一歩であればハードルは高くない。見える景色も変わるので、怖がらずに挑戦してもらいたい」と参加者へエールを送りました。
四国4県の各信用保証協会と日本公庫が連携したセミナーは、昨年に続き2回目となります。
四国4県の各信用保証協会と日本公庫が継続して連携することで、
創業を含めた四国の地域活性化に寄与してまいります。