職員に訓示する里見会長

職員に訓示する里見会長

 平成28年1月4日「新年仕事始め式」を当協会会議室において開催しました。

♦♦♦ 里見会長による訓示♦♦♦

  新年あけましておめでとうございます。

 国の経済は回復基調が続いていると言われているが、徳島の経済においてはその実感は乏しく、大都市と地方、大企業と中小企業・小規模事業者との格差はますます開きつつあるように思われる。新しい年、平成28年にどれだけその格差を縮小することができるか試される一年になると思われる。
 そのような中、保証協会の在り方をめぐる議論がさかんに行われているが、昨年1216日に中小企業政策審議会の金融ワーキンググループから「中小企業・小規模事業者の発展に資する持続可能な信用補完制度の確立に向けて」中間的な整理(論点整理と方向性)が発表された。

(見直しの方向性)
①責任共有制度の在り方
②セーフティネット機能の在り方
③保証料・保険料水準等の検証
④信用保証協会の業務の在り方
⑤地方創生への貢献・経営支援・海外展開等

 【基本的な経営方針】
 
保証協会を取り巻く状況は非常に厳しいが、この見直しの方向性の中には我々保証協会にとってチャンスも含まれていると私は考えており、そこをうまく捉え前を向いて進んでいきたい。そのためにも、当協会の基本的な経営方針である「保証による『金融支援』に加え、『経営支援』、『創業支援』にも積極的に取り組む『総合支援機関』をめざす」これを念頭に様々な事業展開を積極的に行っていかなければならない。

 【基本的な戦略】
 
そのための基本的な戦略は、まず第一にお客さまの立場に立って考えなければならない。そのためには、待ちの姿勢ではいけない。「行動する保証協会」「現場主義の徹底」を実践し、「頼りにされる保証協会」を実現していかなければならない。時代を先取りし、情報や環境変化に「しなやかに対応」し、「攻める」「攻めの姿勢を貫く」これをキーワードとし、施策・考えを打ちだし、積極的に行動していくことが重要であると考える。

 【具体的な戦術】
 
そのための具体的な戦術を「対外的」、「対内的」、「対外対内共通」の7つの柱に大別した。
対外的戦術
1.「広報の充実」      「保証協会の認知度向上」「利用度向上」のための広報の充実を更に図る。
2.「関係機関との連携強化」 組織と組織、人と人との連携を強固なものにしていく。
◆対内的戦術
1.「自分を磨く」      「人」は保証協会の宝、自己啓発、自己研鑽に取り組む。
2.「組織の活性化」     適材適所の人事を行い、組織の活性化を図る。
3.「内部の意思統一」    役職員全員が一つになって意思疎通を図る。
4.「経営基盤の強化」    持続可能な保証協会とするために財政基盤を強化する。
◆対外対内共通戦術
1.「コンプライアンスの遵守」    信用を第一に、保証協会職員としての矜持(きょうじ)(誇り)を持って行動する。

【基本目標】
 
各部が基本目標に対し結果を出し、達成しなければならない。

 県内中小企業・小規模事業者の方々により添い、必要とされ、力強い味方となれるよう、今年1年、一生懸命頑張っていただきたい。

〈役職員一同、決意を新たに取り組んでまいりますので、今後ともご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。