徳島県信用保証協会では、県内中小企業等の資金の円滑化を図るとともに、事業者の販売促進の手助けとなるよう、ユニークな技術やサービスを持ち、金融機関から推薦のあったものについて、当該企業の紹介を当協会のホームページや広報誌「保証月報」に掲載するとともに、マスコミへの情報提供サービスなどを付与する「広報サポート付保証“AAA”」制度を創設し、4月から募集を始めました。
 このほど、制度第1号となる中小企業者が決定しましたので、その概要についてお知らせいたします。

(1)事業者の概要
 つるぎ町の「薪おじさん株式会社」(代表者 橋本隆文)では、昭和6年から家具の製造販売を行ってきましたが、CO2を吸収する木材を消費するだけでは環境にやさしくないのではないかと考えました。そこで、「地球温暖化の元となるCO2の発生を抑制」することや、「癒しを求めてがむしゃらに働いてきた団塊の世代や子育て世代の若い夫婦にゆとりある家族団らんの時を提供」することができるものは何かと考え、平成13年度から「薪ストーブ&暖炉」の販売・設置工事の分野に進出しました。
 全国で販売されている薪ストーブは、ヨーロッパやアメリカからの輸入製品であり、最近3年の年間販売台数は約1万台。同社は西日本一の販売実績を上げています。
 同社では、県内はもとより、中四国の皆さんにも薪ストーブの有効性を知っていただこうと、様々なイベントでのPRに必要な諸経費に充てるため、保証協会の保証を得て、金融機関から資金を調達するとともに、つるぎ町の本店展示コーナーのリニューアルも行うこととしました。

薪おじさん1 薪おじさん2

(2)取扱製品の特色
 同社が取り扱う薪ストーブは、次のようなメリットがあります。
①薪を燃やすため、その輻射熱で部屋の隅々まで暖まり、一つの部屋に家族が集いやすくなり、家族と過ごす時間が長くなるという「時間と空間」が提供できること。
②木材は光合成の過程でCO2を取り込んでおり、薪として燃焼させた時のCO2排出量は等しくなるという「カーボンニュートラル」の考えに立つと、暖房のエネルギー源を薪にすることで、家庭からのCO2排出量「約5,370kgCO2/世帯」のうち、暖房に係る12.4%分を削減する可能性を秘めていること。
③部屋を暖める場合、エアコン(電気)と比べて薪ストーブの方がランニングコストが低く抑えられること。(エアコンの電気代を100とすると、薪ストーブの費用は63程度になる)

<問い合わせ先>
○徳島県信用保証協会 保証部保証1課 神木
 電話 088-622-0248

○薪おじさん株式会社 代表者 橋本隆文
 所在地 つるぎ町貞光西山2
 電話 0883-62-2152