1月28日(土)、徳島大学地域創生・国際交流会館にて、徳島大学、徳島新聞社及び当協会が8月から実施しておりました「まちしごとファクトリー2016」のクロージングイベントを開催し、延べ68名の方にお集まりいただきました。

ビジネスプランを発表する参加者

ビジネスプランを発表する参加者

 地域の中でしごとを創り出す取組みを応援し、地域の新しい担い手を創出することを目的に、「にし阿波」、「佐那河内」、「小松島」の三つの地域でそれぞれ実験室、いわゆる創業塾を開催し、フィールドワークやセミナーなどを行ってきましたが、当日はその集大成にふさわしく、非常に中身の濃いイベントとなりました。

 まず、各実験室の参加者が、自身のビジネスプランを発表する「ビジネスプラン・リレートーク」では、6名の方々、そして小松島西高校の2チームが、
・ママと子供たちがキラキラ輝き出す場所「クレヨンプロジェクト」
・海辺の藍染スタジオ&Shop cafe「“in Between Blues”~空海藍プロジェクト~」
・運営する人によってコンセプトや商品が変わるカフェ「○○カフェ」
など、独創的なプランを発表しました。

 次に、「まちしごとな先駆者」として、「みんなの孫プロジェクト」(岡山県)の水柿大地氏、「株式会社困ったことはなんですか」(愛媛県)の白川誉氏の2名の方にお越しいただき、スモールビジネスについてご講演いただきました。その中で、水柿氏は、「身の回りの幸せを大事にしつつ、その範囲を徐々に広げていくことを心掛けている。」、また、白川氏は、「地域の人にニーズを聞くのが一番。小手先のテクニックにこだわるよりも可能性が出てくるし、いろんな企業さんとかも関わりやすい仕組みになるのでは。」とおっしゃっていました。

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

 最後に、水柿氏、白川氏とのパネルディスカッションでは、先駆者としてのアドバイスとして、お二方から、「地域の人を巻き込んだ以上は、自分が関わり続ける、若しくは回り続ける仕組みを作る責任を。(水柿氏)」、「“Face to Face”で付き合える人間をどれだけ増やせるかが大事。(白川氏)」との言葉を頂きました。
 以上で、「まちしごとファクトリー2016」のプログラムは全て終了です。来年度は6月スタートの予定ですので、興味のある方は是非ご参加ください。