当協会では、県内中小企業等の資金の円滑化を図るとともに、事業者の販売促進の手助けとなるよう、ユニークな技術やサービスを持ち、金融機関から推薦のあったものについて、当該企業の紹介を当協会のホームページや広報誌「保証月報」に掲載するとともに、マスコミへの情報提供サービスなどを付与する「広報サポート付保証“AAA”」制度を創設し、4月から募集を始めました。
今回、制度第12号となる事業者の概要についてお知らせいたします。

デジタル機器用の近距離無線通信規格のBluetooth Low Energy

【事業概要】
三好市で組み込みソフトウエア業を行っている「㈱マキエンタープライズ」(代表取締役 野原由紀代)では、デジタル機器用の近距離無線通信規格のBluetooth Low Energy(BLE)を利用して、インターネットに接続していない環境下でも、データの配信ができる技術「自動データ配信システム」を開発。今年4月に特許を申請しました。同社では、この特許技術を活用して、まずは医療分野向けにカスタマイズした新アプリ「お薬手帳システム(Beakus)」と「電子診察券システム(Epica)」を、11月から医療機関や調剤薬局に提案します。今回の保証は、製品の製造販売に必要な資金であります。

「Epica」
(電子診察券システム)

【新商品の概要】
 「Beakus」は、電子お薬手帳と呼ばれるもの。従来の冊子の代わりにスマートフォンを使い、処方薬の効能や注意点の確認ができ、処方履歴の閲覧も可能となります。また、患者家族が遠隔地から処方内容や服用履歴を見ることができ、薬局側はペーパーレスによるコスト削減効果もあります。
「Epica」は電子診察券と呼ばれるシステム。患者はスマートフォンで病院の受付ができ、病院側もカルテの検索がシステム上で可能となり、労力を抑えることができます。
両システムともインターネットに接続しないため、情報管理の問題もクリアすることができます。

【野原社長の想い】
世界初となるこのシステムは、医療分野だけでなく農業をはじめ、あらゆる分野で応用できる可能性があるので、多くの皆さんに知ってもらい、多種多様な業界で活用していただきたいと考えています。

<問い合わせ先>
○徳島県信用保証協会 保証部保証1課 神木
電話 088-622-0248

○株式会社マキエンタープライズ
所在地 三好市池田町マチ2205番地2-2
電話 0883-72-5452