5月17日(水)、当協会会議室において、「平成29年度創業事例研究セミナー」を開催しました。
当セミナーは、創業案件に係る課題を共有し、解決策を見出すことを目的として実施したもので、県内金融機関の融資・渉外担当の方々を対象に、13の金融機関から、約50名の方にご参加頂きました。

セミナーでは当協会から創業支援の取り組み方針や、創業案件の進め方などについて紹介した後、創業して間もない、「OrangeGarnet」代表・大野留美さん、「あんとdesign」代表・島川文代さんに、創業の体験談や今後の展望、女性の働き方についてお話しいただきました。
その後、9グループに分かれ、「金融機関としてどのようにお客さまにアプローチして創業支援につなげるか」、「埋もれた潜在ニーズをどう掘り起こしていくか」等についてグループディスカッションを行い、「ショッピングセンター内に女性職員常駐の創業相談窓口を設ける」、「趣味、特技など事業の域にまで達していないものをどうしたら事業化できるか、金融機関同士で事例を研究、共有する」、「SNS内で、創業についての内容を包括的に発信するコミュニティを作り、創業を考えている方々の交流や質問をサポートする」等、様々な案が出されました。

金融機関の方々と、創業支援に係る意見を交換し共有できたことにより、当協会と金融機関が一体となって創業支援に取り組んでいくための、貴重な機会となりました。

今後の展望について語る大野さん

グループディスカッションの様子