当協会では、県内中小企業等の資金の円滑化を図るとともに、事業者の販売促進の手助けとなるよう、ユニークな技術やサービスを持ち、金融機関から推薦のあったものについて、当該企業の紹介を当協会のホームページや広報誌「保証月報」に掲載するとともに、マスコミへの情報提供サービスなどを付与する「広報サポート付保証“AAA”」制度を創設し、平成28年4月から募集を始めました。

この度、「株式会社阿波市場」をサポートさせていただきましたので、その概要についてお知らせいたします。

「株式会社阿波市場」
鳴門市瀬戸町で町で海産物加工業(わかめ加工)を営む株式会社阿波市場は、徳島特産の鳴門わかめのブランド力向上を図るべく、加工方法の改善や商品開発に積極的に取り組んでいます。
そしてこのたび、より安心安全な商品を提供するために、国際的な衛生管理の手法であるHACCP の認定を取得しました。
※HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)とは国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会から発表され、各国にその採用が推奨されている国際的に認められた衛生管理の手法です。

県内の水産加工業者では2例目、わかめ加工では初めて!
~HACCP認定取得のきっかけ~
当社はこの12月に設立10周年を迎えます。10周年の節目に、日々衛生管理の改善に努めてきた当社の一つの通過点としてHACCPの認定取得を目指しました。また、2020年の東京五輪・パラリンピックや環太平洋連携協定(TPP)発効を控え、国が食品事業者にHACCP認定取得を義務付ける方針です。それに先駆けて取得することで、他社との差別化を図りたいと考えました。
取得までには1年の期間を要しましたが、客観的に高い衛生管理基準が確認できるため、県内外の取引先から高い評価を受けています。

【作業導線の見直しを行い、製品・人の流れに無駄をなくし、さらに一連の工程をマニュアル化し 「見える化」することで、危害要因を排除しました。

本社加工場は、ほこりや直射日光を軽減させる改修を行い、 衛生管理の水準を高めました。

社長のFuture View (未来への展望)】

HACCP認定の取得はゴールではなく通過点です。今後も徳島が誇る「鳴門わかめ」を安心して楽しんでいただくため、衛生管理の徹底に努めてまいります。
また、鳴門わかめを最大限に活用するため、新商品の開発も進めています。

<問い合わせ先>
株式会社阿波市場(代表者:上野 伸介)
〒772-0060 鳴門市瀬戸町明神字弐軒家3-8 Tel 088-612-7433