当協会と徳島新聞社、徳島大学の3者が連携して、地域に根差したスモールビジネスの担い手の育成を目指す「まちしごとファクトリー2020」のキックオフセミナーが7月4日(土)、オンラインで行われ、徳島大学常三島キャンパスを拠点に、社会人や大学生約40人が参加しました。
今年はビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で徳島大学と参加者をつなぎ、ゲストスピーカー4人が自身の起業の経緯や事業の紹介、そして新型コロナウイルス禍でライフスタイルが変化する中で、どのように経営を変化させていくかについて話しました。
昨年徳島市内でペット介護施設を立ち上げた杉井ひとみさんは「コロナで売上が落ち込んだが、創業セミナーで学んだことが役立った。3年後、5年後の将来ビジョンを描いていたので、それをすぐに実行に移すことができた」と話し、事業計画をしっかり立てることの重要性を訴えました。
テイクアウトの飲食店紹介サイト「お持ち帰りデリ・とくしま」を運営する千葉大輔さんは「日ごろから環境変化を感じ適応できる経営者は、コロナ禍においても対応できている」と述べ、変化への対応力を経営者に求めました。
ほかに徳島市で児童発達支援施設を運営する太田恵理子さん、阿波市で業務用青ネギの生産を若者グループで取り組む酒井貴弘さんも、ビジネスへの取り組みについて熱く語りました。
今年のまちしごとファクトリーは、7月14日から徳島大学の矢部拓也教授が、全学部共通の授業で「公民連携の地域づくり」をテーマに計3回の講義を行うのを始め、当協会が10月から大学院で「ビジネスモデル特論」の公開講座を開きます。そこではビジネスモデルの変遷について学び、ビジネスプラン作成実習で実践力を養います。そして創業希望者の事業計画作成をサポートする「実践塾」を、10月24日から3回に分けて行います。
参加ご希望の方は、実行委員会事務局までお申し込みください。
【お問い合わせ先】
まちしごとファクトリー実行委員会事務局(徳島大学地域創生センター内)
TEL 088-656-9910
○詳しいスケジュール等については(まちしごとファクトリーHP)をご覧ください