12月12日(土)、地域に根差した仕事づくりを考える「まちしごとファクトリー」(実行委員会/徳島大学・徳島新聞社・徳島県信用保証協会)実践塾の第3回が開催され、県内外から学生や社会人ら約70人がオンラインで参加しました。
前半はゲスト講師の大南信也さんと藤田梢さんから自らの起業体験をお話いただきました。
○大南信也さん(認定NPO法人グリーンバレー理事)
20年前から神山町で取り組んできた「アーティスト・イン・レジデンス」や、商店街の空き家をリノベーションして商店やサテライトオフィスを誘致する取り組みを紹介。関係人口の増加により新たな事業が生まれ、地域経済の循環につながる仕組みについてお話いただきました。
○藤田梢さん(カフェ&カルチャー クレヨン代表)
過去にまちしごとファクトリーを受講し、3年前に三野町で「カフェ&カルチャー クレヨン」を創業。嫁ぎ先の徳島で地域の課題を感じて起業を決意したきっかけや県内の女性起業家らを巻き込んだ活動などを紹介いただきました。自らの経験から「思いを発信し続けることが成功につながる」と受講者にエールを送りました。
受講者はこれまでもまちしごとファクトリーの講座を通じて、先輩経営者などから起業の心構えを学び、自らのビジネスプランを作成してきました。実践塾の後半では4名の受講者が前回からブラッシュアップされたビジネスプランを発表し、ゲスト講師や他の参加者からアドバイスを受けました。
全3回のまちしごと実践塾は今回が最後となります。2月6日(土)にクロージングセミナーが開催され、今年度のまちしごとファクトリーは終了します。