宍喰中学校の3年生が地域の事業所を通じて地域振興を考える取り組みを、総合学習の授業で行いました。その成果発表会が1月28日(木)同校であり、企業支援部の職員が講師として参加しました。
19人の生徒は3つのグループに分かれ、安佐海岸鉄道やスーパー大黒などを訪問し、責任者や社長にヒアリングして分析を進め、どうやったら事業を盛り上げ地域振興が図られるかという課題に対し、PR動画と提案を作成しました。
プレゼンを聴いたスーパー大黒の岩崎致弘社長は「お店の強みをしっかり捉えて、いい提案に繋がっている。PR動画も素晴らしい出来栄えだ」と生徒の取り組みを高く評価されました。
最後に全員で地域の未来を語り合う座談会があり、「地元には魅力があまり無いので、将来は都会に出ていきたい」という生徒に対し、企業支援部の職員から「宍喰には魅力が沢山あって、まだ気づいていないだけ。いいところをブラッシュアップして全国、世界に情報発信し、域外から人が来るような流れを作れば町が活気づく。新たなビジネスを創り出すことによって、地域に貢献してほしい」とメッセージを送りました。
生徒からは「たくさんの経験を積んで、この町の“これから”を考える人になりたい」という意見が寄せられました。
今回の授業が地元について真剣に考えるきっかけとなり、この中から将来徳島で起業する方が出てくると嬉しいです。