2月26日(金)徳島県と共催で、県内の地域おこし協力隊員を対象に「起業セミナー」を開催しました。

一般社団法人移住・交流推進機構が全国の地域おこし協力隊に行ったアンケート調査によると、協力隊員の半数は任期終了後に定住したいと考え、その半数は起業を視野に入れています。そこで起業について学ぶ機会を提供し、任期終了後に県内で起業することで定住に繋げてもらおうと、初めて企画しました。

新型コロナ感染症対策に考慮し、会場を県庁万代庁舎と南部県民局美波庁舎(美波町)と西部県民局美馬庁舎(美馬市)に分散、テレビ会議システムで繋いで実施しました。地域おこし協力隊員と市町村職員の延32人が参加しました。

セミナーでは、当協会から創業支援の取り組みや県内の移住創業者の事例を紹介したあと、県事業引き継ぎ支援センターが、事業承継事例を紹介し、後継者のいない事業者と移住創業者とのマッチングについて話しました。

後半はゲストスピーカーによる体験発表がありました。地域おこし協力隊員として神奈川県から美馬市に移住し、オフグリッドハウス(エネルギー自給型の家)を建てゲストハウスを開業した倉科智子さん、東京都から阿南市に移住し、コーヒー焙煎所を開業した岡﨑裕樹さんが、移住から創業に至った思いを語りました。

最後に参加者が「地方で起業するには何が必要か」をテーマにグループディスカッションを行い、思いや意見を共有しました。

愛媛県から移住した協力隊の女性は「起業も漠然と考えていたが、今日のセミナーで前向きに考えてみたくなりました。経験者の体験談は、とても参考になりました。」と話しました。

セミナー受講がきっかけとなり、一人でも多くの方が創業に向かってほしいです。

徳島県庁会議室から発信

県内の三会場をZoomで繋いでハイブリッド開催

グループディスカッションで意見共有