5月25日(水)、当協会会議室にて、当協会と「徳島県事業承継・引継ぎ支援センター」が、企業経営者の高齢化が進む中で事業承継の課題を共有し、スムーズな事業承継を推進することを目的に勉強会を開催しました。当協会からは事業承継推進チームより4名、企業支援部より5名が参加しました。
初めに、引継ぎ支援センターから事業承継の現状について説明がありました。
統括責任者の伊藤浩昭氏は、「現経営者は『事業や会社が売れる』『誰かに売ろう』という発想がないのが最大の問題点であり、廃業以外に売却という方法があることをぜひ現場の担当者からも伝えてもらいたい」と話され、お客様の発想を転換して事業承継を支援することの重要性について解説いただきました。
次に、㈱徳島大正銀行法人推進部副参事の中野利夫氏に、ゲスト講師として講演していただきました。
中野氏は、「事業承継で1番大切なのは社長がどのような思いで引継ぎを考えているかであり、現場の担当者には社長の5年先、10年先の夢を聞いてあげてもらいたい」と語り、担当者に求められる支援姿勢について解説いただきました。
今回の勉強会で学んだことを生かし、今後も金融機関や支援機関と連携して事業承継を推進してまいります。