8月25日（金）、東京有楽町にある移住相談センター「ふるさと回帰支援センター」にて「2023とくしま回帰×シゴトづくりセミナー」を開催し、徳島への「移住・創業」を呼び掛けました。
このセミナーは平成２９年度に初めて開催したもので、今回が７回目となります。今年も東京のリアル会場とオンラインとを併用するハイブリッド型で実施し、当日は26名の方が参加しました。
今年のテーマは「地方で創る！自分だけの働き方～『新しいふるさと』とご縁を繋ぐ『まちしごと』～」。地域おこし協力隊や、サテライトオフィスでの勤務経験を経て起業した先輩起業家の方々に、“新しいふるさと”となった地方での暮らしや、“シゴトづくり”、また地方企業の魅力などについて語っていただきました。
「これまでに蓄積した創業支援ノウハウを最大限に活用して支援します」と挨拶する黒下会長
はじめに、当協会の創業支援事例と、徳島県の移住支援施策を紹介した後、２名のゲストにご登壇いただきました。
ゲスト
根本 ちとせ さん
STUDIO N2 代表
藍染のアパレル商品の企画製造販売、観光向け藍染体験サービスを行う根本さんからは、地域おこし協力隊での経験から「その土地で何をさせてもらえるのか、自分が何を求められているのか、事前にすり合わせをしておくとよい」と協力隊に興味のある方へアドバイス。また、「早い段階で離任後の準備をしていくことが大事。協力隊も忙しいが、創業セミナーにも早い段階で参加することをお勧めする」とお話しされ、「何かあれば周りの人が気にかけてくれる。まめな人付き合いが小さな成果に繋がってくる。」と地方の強みを伝えられました。
西村 耕世 さん
株式会社 Fobs 代表取締役
続いて、地方創生・地域活性化事業を行う西村さんからは、サテライトオフィス勤務により「通勤時間が短くなり、家族や友人と過ごす時間が増えた」と移住のメリットを紹介。また、「都会ではなく、三好市だからこそできることがある」、「諦めるのではなく、未来へつながる挑戦をしたい」と、創業時の想いやきっかけを語っていただきました。そして、その想いから、現在は「三好市内の中高生向け出前授業」、「若手人財のワーキングホリデー事業」、「三好市サテライトオフィス誘致事業」等を手掛けていると話されました。
講演後は参加者を交えたトークセッションを行い、「徳島で起業するメリット」、「縁がない地域に移住する際に心掛けること」や「創業に関するリスク」などの質問に対し、講師が回答しました。
トークセッションの様子
セミナー終了後のアンケートでは、「スモールビジネスの継続性と可能性を考えることが出来た」「自分のキャリアや生き方を考える上で大いに参考になった」との感想をいただきました。